晴れて4月1日より新社会人となられたフレッシュマンの皆様、まずはおめでとうございます。
新型コロナウイルスの影響もあり、いつ終息するのか未だに検討が付かない状況の中での入社という事でしばらくはご苦労される事と思います。
私の場合も入社当時はリーマンショックの影響で採用事情も厳しいものでした。
こういった世の中の情勢は個人の力ではどうする事も出来ず、ただただ終息を待つ事しか出来ませんが、苦しい期間というのは永遠に続くものでもありません。
この苦しい期間を乗り越えられれば自分の成長にも繋がるはず。
今回は令和になってから初めて入社を迎える新卒の方へ、社会人になって12年が経った私の経験を基にアドバイスをお伝えさせていただきます。
目次
新入社員の心得:身だしなみは社会人の基本
まず社会人として身だしなみを整える事は基本と言えます。
人の第一印象は約50%以上が「見た目」で決まります。これはかのメラビアンの法則として有名な話です。
企業では就業規則等で身だしなみについての基準を定めているケースが多いと思いますのでその基準に反しない様にしましょう。
大事なのは身だしなみとオシャレは違うという事です。
- 身だしなみは相手から見た自身の印象という第三者が基準
- オシャレは自分が楽しむものであり、自分自身が基準
この様に、身だしなみは相手からの印象が基準となるのに対してオシャレは自分自身が楽しむものであり、その目的が根本的に違うんですね。
いいスーツを買ったからといって身だしなみが整う訳ではありません。社会人となればスーツは毎日着るもので、普段着よりも痛みや消耗が激しいです。
いいスーツは丈夫な物もありますが、それでも限界はあると思いますので私個人的にはお手頃なスーツを複数所持し、普段からローテーションして着る事で長く着こなす事をオススメします。
大切なのはスーツでは無く、身体に合ったスーツなのか、スーツにシワが無いかという着こなし方です。
持っていおいた方がいいアイテム
スーツ以外にも持っておいた方がいいアイテムがあります。
- 腕時計
- ボールペン
- メモ帳や手帳
- 制汗剤
スマホで見れるという事で腕時計を着用される方がだんだんと減ってきているように思いますが、腕時計は付けていた方が良い印象を与えやすいです。もちろん、派手なものはNGです。
ボールペンは必須ですね。こちらも派手なものでは無く、シンプルなものがオススメ。最初はノック式の普通のボールペンで問題無し。興味が出てきたらブランド物のボールペンを買うとモチベーションも上がります。
メモ帳や手帳についてはペーパーレスが進んでいるので賛否はありますが、教えてもらった事をメモする時に必ず必要になります。特に入社直後は覚える事が多いのでメモ帳やノートを使う事をオススメします。
制汗剤については夏場の必須アイテムで、匂いがしないものが良いです。香水なんかもそうですが、匂いというのは好き嫌いがありますので注意しましょう。
新入社員の心得:がむしゃらに色んな事を覚えよう
入社直後は右も左も分かりませんよね。私も最初の内は色んな事を教えていただき、最初の1ヶ月間はあっという間に過ぎました。
まずはがむしゃらに色んな事を覚えていきましょう。
その際に分からない事があれば必ず先輩社員に質問する事。間違っても自分の判断で実行しないように。
分からない事は何も悪い事ではありません。先輩社員もそんな事は分かってて教えてくれてます。悪いのは質問や相談をせずに自分で何とかしようとした結果、誤りを起こしてしまう事です。
挨拶は基本
これに関しては新入社員、社会人がどうこう関係ありませんが、挨拶は当たり前に行うべきものであり、人としての基本です。
中には挨拶が出来ない社員がいるという事に気づきますが、あの人は挨拶しないからやめとこう。では無く、自分から率先して挨拶をしましょう。
新入社員の心得:先輩社員が嫌う事
先輩社員が嫌う事を私の経験を基に紹介させていただきます。
- 同じ事を何度も聞いてくる
- 何も聞いてこない(時間が掛かっている)
①同じことを何度も聞く
私にとって「同じことを何度も聞いてくる」というのが一番有り得ない事です。2,3回ならまだしも5回6回と同じ事を聞くのは何故なのか。
まず、先輩社員に教えて貰った事は「必ず」メモしましょう。
人って忘れるように出来ているんです。教えてもらったその時はきちんと覚えていてもメモしなければ多くの場合は忘れてしまったり、手順が飛んでしまったりします。
汚い字で良いんです。自分しか見ないんだから。
後からメモを見直して自分なりにパソコンでワードかメモ帳なんかにまとめると復習にもなってより覚えやすいです。
私は入社当時のメモ帳が未だに残ってます。もうそのメモ帳を見る事はありませんが、懐かしく、初心を思い出させてくれます。
②何も聞いてこない
先輩社員が後輩の指導をするのは仕事として当然の事なんですね。また、先輩は見てくれていない様でちゃんと見てくれています。
逆に与えられた仕事に対して何も聞かずに自分で何とかしようと思いながら時間だけが経ってしまうケースがありますが、分からない事はきちんと聞いてほしい。
同じ質問を繰り返す事はよくない事でも「質問する」事は良い事です。
やり方が分からないといった時は自分で何とかしようとせず、先輩社員を頼りましょう。
もちろん、教えてもらった事はメモする様に。
また、会社という広い目線で見ると先輩社員が後輩を指導する事は先輩社員のスキルアップや成長にも繋がる訳です。
遠慮せずに分からない事は質問しましょう。
新入社員の心得:目標とする先輩を見つける
入社式が終わり、研修期間が終わるとほどなくして配属先が決まると思います。配属先の上司や先輩はもちろんですが、たくさんの社員さんと触れ合う機会が多くなります。
人間だから合う合わないという事もありますし、人として嫌いな人も出てくるでしょう。無理に合わせなくても好きにならくても何ら問題ありません。
ですが、仕事は仕事として割り切る事。
私の経験では女性に多く見られましたが、妬み嫉みから陰口を言ったり、最悪なケースでは見えないところでイジメに発展するなど。このような事はあってはならない事です。
まずは最低でも一人、目標にしたい先輩、上司を見つけましょう。
上司や先輩を自分で選ぶ事は出来ませんが、目標とする先輩や上司は自分の目で見て決める事ができます。
その先輩や上司の行動、仕事ぶりを見て少しでも自分に吸収していきましょう。
さいごに
漠然としたもので構いませんので今の自分がこの会社で何をしたいのか、どんな事を目標に頑張っていきたいのかという点をスマホのメモアプリ等で構いませんのでメモしておきましょう。
この先、楽しい事ばかりでなく辛い事もたくさん出てくると思います。もう辞めてしまいたい。そう思う頃も出てくるはず。
そんな時は入社間もない頃にメモした内容を読み返し、自分自身を奮い立たせましょう。
また、何かと相談出来る相手がいる事は大切です。それが職場内の人であれば良いですし、いなければ会社外の人、親や兄弟でも構いません。
自分が辛いと思った時に相談に乗ってくれる存在は大きいものです。
私の信条は「自分が楽しめなくては良い仕事は出来ない」です。
楽しい事ばかりでは無く、辛い事も多いですが時には自分自身が楽しむ事も重要だと思います。
それでは良い社会人生活を!