私の個人的な話になりますが、今から2、3年程前に住友林業で家を新築しました。住友林業は高いとよく言われていますが、実際の所は…
もちろん、高かったです。
住宅を建てるという事は多くの人にとって人生で一番高い買い物だと思います。そんな買い物で失敗したく無いですよね。
ちなみに我が家の家族構成は私と妻、息子(2歳)の3人家族で、息子が産まれた時には既に新築していましたので小さいお子さんがいらっしゃる家庭の参考になるかもしれません。
今回は色々なハウスメーカーを見に行った私が「高い」と言われる住友林業を何故選んだのか。決め手は何だったのか。住友林業で建てた家と工務店で建てた家では何が違うのかを中心に紹介させていただきます。
目次
住友林業で家を建てた感想:住友林業で家を建てて良かった事
来客時によく言われるのが冬場に暖房の有無に関係無く、「この家温かい」と言われる事がすごく多いです。家の中で発生した「熱」が外に逃げにくいんですね。
逆に夏場は冷気が外に逃げにくいので涼しさを保つことが出来ます。
次に建築後の点検の対応が良い事。ちょっとしたクロスの剥がれや、引き戸のトラブルなど全て無償で対応していただきました。
大きな地震は経験がありませんが、耐震に関しては家を建てる前からどのハウスメーカーも力を入れているのが伝わってきたのでこれに関しては問題無いと思います。
また、こちらから連絡する事はほとんどありませんが、住友林業からは定期的な連絡があります。仕事と言えばそれまでですが、売ったら売りっ放しじゃない点は好感が持てます。
住友林業で家を建てて困った事
逆に住友林業で家を建てて困った事と言えば、特に思いつきません。
強いて言えば
必ず上記の様な会話になる事。
別に金持ちじゃないし、定年までずーっとローンを払わなければならないのでこういった会話になるのは少々複雑です。
住友林業で家を建てた感想:工務店で建てた家との違い
私が家を建てたのと同じ様な時期に、実家が工務店に依頼して家をリフォームし、義実家が別のハウスメーカーで家を新築しました。
我が家と両実家共にまだ2、3年と言う事もあり、見た目に関してはハッキリ言ってそこまで大差ありません。
差を感じるのは快適性の部分。特に最初にも述べましたが「家の温かさ」が違います。
逆に日中にシャッターを閉めていると太陽の熱が入ってこないので中は寒い。1人で居る時に昼過ぎまで寝ていた事があったんですが、寒くて目が覚めました。
また、まだハッキリと感じている訳ではないのですが、耐久性の面でも勝っている様に感じます。
工務店でリフォームした実家の場合は見ていると「あ、この部分は何年かしたら剥がれそう」なんて思う部分があるんですが、住友林業で建てた我が家はそういった部分がありません。
住友林業で家を建てた感想:何故住友林業を選んだのか
ハウスメーカーってたくさんありますよね。また、どのハウスメーカーも様々な手法を使って建築されているのでどのハウスメーカーが良いとは一概に言えません。
私の場合は「家を建てたい」という漠然とした気持ちがあっただけで、どのハウスメーカーで建てたいとかそういった気持ちは持っていませんでした。
では何故住友林業を選んだのか。
正直に言うと担当の営業マンの対応が良かったからです。
私が訪れたハウスメーカーは以下の通り。
- 一条工務店
- へーベルハウス
- セキスイハイム
- ダイワハウス
- ミサワホーム
- 住友林業
ハウジングセンターを訪問したので、色々なハウスメーカーが集まっており、ハウスメーカーをたくさん周る事に関しては特に苦労しませんでした。大きな買い物ですしね。
住友林業以外のハウスメーカーは「自社はこうなんです!」「他社よりもこうなんです!」といった説明ばかりで、必ず最後に「アンケート書いてください」ときました。
もちろん営業マンの仕事なので当然だとも思いますが、こっちは住宅ローンの事も含めて人生掛かってるんです。
住友林業の営業マンは専門用語を使わず、こちらに分かり易いように説明をしてくれ、費用感や月々の支払い方法や保険、メンテナンスの事など、細かい部分まで真摯に対応してくれました。
最終的に3,000万弱ほどの大きな買い物となりましたが、他社と比べると確かに高い部分もありましたが、大きな差という訳でもなかったので個人的には許容範囲でした。
家を建てたいと思ったきっかけ
私の場合は地方住まいなのでマンションで生活している方は転勤族の方を除き、少数だという事が前提としてありました。
1番大きな要因はアパートで暮らしていた際の家賃ですね。月に6万程払っていたんですが、年間で言うと72万。
そしてこの家賃として支払っているお金は「後に何も残らない」という事。
これに関して非常に勿体ないと感じていたのが多いな要因です。
家を建てるという事は固定資産費やその後のメンテナンス、自治会への参加などアパートとは違って余分に費用がかかる面もありますが、資産として残ります。
実際に月々の支払額だけで言うと、アパートの頃より少ない金額で一軒家に住んでいます。
もちろん、都市部の場合は土地代だけでも莫大な費用となりますのであくまでの地方住まいとして参考下さい。
住友林業で家を建てた感想:小さい子供と暮らして思った事
我が家には2歳の息子がいますが、息子が産まれた時には既に家が建っており、言わば息子は新築の家と一緒に成長しています。
2歳にもなればあちこち走り回り、色んな所に登ったりおもちゃで遊んだりします。
私と妻が気にしていたのが家に傷を付けてしまうという点。ハッキリ言いますが、フローリングはよく見たら傷だらけです(笑)
最初は二人して「ア”~ッ!」と声を上げていましたが、今ではもう二人とも気にしてません。
小さい子供がいるご家庭は覚悟しておいてください。傷を付けずに子育てするなんて不可能です。
メリットと言えば防音性ですね。住宅街では無いのですぐ横に隣の家があるという訳ではありませんが、息子が大泣きしても外までは大きく漏れません。
この点に関しては夜泣きも近隣に迷惑を掛ける事が無かったので非常に助かりました。
住友林業で家を建てた感想:打ち合わせを重ねる上で思った事
住友林業で家を建てる事を決めてからはたくさん打ち合わせを重ねました。住友林業って打ち合わせする内容に応じて対応してくれる社員さんが違うんですね。
- 検討~契約:営業マン
- 間取り:一級建築士
- 内装:インテリアコーディネーター
上記の様な感じで専門の社員さんと一緒に進める事がありました。
正直、これは予想外で営業マンの対応が気に入っていたので営業マンがいない打ち合わせというのがどうもしっくりきません。
特に建築士さんとの打ち合わせは相手が頼りなかった事もあって、担当を変えてもらう事と営業マンの方にも同席をお願いしました。
正直に話せば嫌な顔せず対応してくれたのでこの点においても好感を持てました。
我慢しながら打ち合わせを重ねるよりも、言いたい事はハッキリと伝えた方がお互い腹を割って話をする事が出来るので思った事はきちんと伝えた方が良いでしょう。
住友林業で家を建てた感想:商談や値引きについて
良い家を安く建てたい。誰だってそう思いますよね。家を建てる費用と言うのは営業マンと交渉をして決まるのですが、ちょっとしたポイントを紹介しておきます。
- キャンペーンを利用する
- 9月、3月はねらい目
- 予算感は誤魔化さず伝える
①キャンペーンを利用する
私の場合は契約時にソーラーパネルの無償設置というキャンペーンが展開されていました。正直に言うと無償と謳いつつもどこかにソーラーパネル分の費用が乗っかってるんじゃないかと疑問に思いましたし、今さらソーラーパネルを付けたいとも思っていませんでした。
そこで私が取った行動は、ソーラーパネルは不要なのでソーラーパネル設置にかかる費用(200万円)をそのまま値引きに上乗せして欲しいと伝えました。
最初はあまり良い顔をされませんでしたが、すぐに上司の方と連絡を取ってくれ、「9月引き渡し」という条件付きで値引き対応をしていただきました。
②9月、3月はねらい目
上記キャンペーン時に「9月引き渡し」という条件が提示されましたが、9月、3月は多くの会社にとって決算月にあたるんですね。
では決算期だと何が良いのか。
基本的に決算期はどの会社も利益を上げたいので値引きを大きくしてでも契約を取ろうとする訳です。なので値引きに期待できるのは決算月という事ですね。
ただし、注意点としては決算月までに契約では無く、「引き渡し」が終わる事。
引き渡しが完了して初めて収益となるので、仮に決算期までに引き渡しが間に合わない場合は無理に値引きする必要がなくなる訳ですね。
他にも決算期に買うのが良いとされる物に「車」がありますので、よろしければこちらも参考下さい。
③予算感は誤魔化さず伝える
営業マンに伝える予算感は正直に伝えましょう。営業マンも予算感が分からなければ提案しにくくなります。
この総額以上は支払えない。月々●万円までしか支払えないという事をハッキリと伝える事で
- この部分は諦めないといけない
- 材質を変更する事で見た目が変わらず安くできる
- オプションを別のものに変更
といった感じでプランの変更を提案して貰えます。
さいごに
人生で一番大きな買い物を経験した訳ですが、やっぱり自分の家って良いですね。私の場合は息子が産まれたばかりだったのでアパートの時の様に隣や下の部屋を気にしなくてもいいという点は苦労せずに済みました。
まだ住み始めて2、3年という事で大きなトラブル等はありませんが、アパートの時と同等の支払額で一軒家に住めるという事は大きなメリットだと言えると思います。
さいごになりますが、少しでも新築検討中の方の参考になれば幸いです。
それでは最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。