ここ数年、日本でもレッドブルやモスンターエナジーといったエナジードリンクの種類がかなり増え、最近では自動販売機でも売られているのをよく見かけます。
そこで問題視されているのが「カフェイン中毒」や「カフェイン依存症」といったワード。
実は私自身はモンスターエナジーの愛飲者であり、週に5本以上と仕事の日は必ずと言っていい程モンスターエナジーを飲んでいました。
そんな私が昨年からエナジードリンクを絶つ事に成功。
今回はこのエナジードリンクを絶った経緯や苦労した事などを紹介させていただきます。
私自身今でこそ飲まなくなりましたが、今でもモンスターエナジーは好きですし、飲んでいた時に健康被害があった訳では無く、これらのエナジードリンクを批判したい記事ではありませんのでご理解下さい。
目次
2021年追記
モンスターエナジーを1年半止めてみた後の血液検査で拍子抜けしました。
こちらで詳しくまとめてみましたのでよろしければご参考下さい。
カフェイン依存:エナジードリンクとは
厚労省の定義ではレッドブルやモンスターエナジー等のエナジードリンクは清涼飲料水に分類されます。
リポビタンDやアリナミンV等の栄養ドリンクは医薬部外品に該当し、どちらも「疲労回復」と謳っていても分類がハッキリと違っています。
- タウリン●g配合といった有効成分が記載出来ない
- 滋養強壮といった効能を打ち出す事が出来ない
このように飲料としての扱いはコーラ等の炭酸飲料と同じ扱いなんですね。
ではどうしてエナジードリンクに覚醒作用や疲労回復に効くとされているのか。それはエナジードリンクに含まれているカフェインの作用によるものなのです。
含まれているカフェイン
エナジードリンクにはカフェインが含まれています。このカフェインの作用として以下のものが挙げられます。
- 覚醒作用
- 強心作用
- 利尿作用
- 鎮痛作用
- 疲労回復
これだけ見ると、身体に良いものばかりが並んでますね。
注意したい点としてはカフェインには副作用もあるという事。以下wikipediaより引用。
副作用として不眠、めまいなどが含まれる。減量あるいは中止による離脱症状として、頭痛、集中欠如、疲労感、気分の落ち込みなど吐き気や筋肉痛が、ピークがおよそ2日後として生じることがある[5]。頭痛は1日平均235mgの摂取で、2日目には52%が経験する[11]。
カフェインは肝臓の代謝酵素CYP1A2で代謝されるため、この阻害作用のある薬と併用すると、血中濃度が高まり作用が強く出る薬物相互作用を示すことがある。一方、ニコチンにCYP1A2の代謝誘導作用があるため、カフェインの作用は減弱する。
引用:Wikipediaより
カフェインが含まれている飲み物と言えばお茶やコーヒーが一般的ですが、エナジードリンクに含まれるているカフェイン量もお茶やコーヒーに比べて特に高い訳ではありませんが、欧州食品安全機関(EFSA)によると健康を維持するのに1日あたりのカフェイン摂取量は400mg未満が望ましいとされています。
カフェイン依存:カフェインが含まれる代表的な飲み物
100mlあたりのカフェインの量
コーヒー | 約60mg |
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煎茶 | 約20mg |
ウーロン茶 | 約20mg |
コーラ | 約10mg |
エナジードリンク | 約30mg~40mg |
これだけ見るとエナジードリンクのカフェイン量って大したことないじゃん!と思われるかもしれませんが、100mlという部分に注目して下さい。
一見カフェインの量が多く見えるコーヒーですが、コーヒーは一杯あたり大体150mlとなり、コーヒー一杯のカフェイン量は90mgとなります。
一方でモンスターエナジーの場合は1本あたり355mlです。1本あたりのカフェイン量は142mgとなります。
エナジードリンクは炭酸飲料ですし、2、3回に分けて飲む人はいませんよね。
1日のカフェイン摂取量を400mg未満と考えた時、モンスターエナジーで例えると1日に3本飲むとカフェインの摂取量が多くなってしまいます。
また、エナジードリンクとは別にお茶やコーヒーを飲む人はその分のカフェイン量まで気にしないといけません。
カフェイン依存:私の体験
始めはただ単にモンスターエナジーの味が好きで飲んでいたんですが、それが日に日に変わっていきました。
ちょっと眠かったり、頭が重かったりするとモンスターエナジーを飲むようになり、本当に効いているのかはハッキリ分かりませんでしたが、飲む事でやる気スイッチが入りました。
そして昼食を買いにコンビニに寄ると…
とモンスターエナジーを買う事が目的では無かったはずなのにお会計の時にはモンスターエナジーを手に持っています。
そして極めつけは職場の自動販売機にモンスターエナジーが並んだ事。
と最初は喜び、次第に…
と、身体がモンスターエナジーを求めるようになりました。
この時に私の中で決めていたのは「1日に2本以上は絶対に飲まない」という事。これだけは自分の中で徹底していたので1日に2本以上のモンスターエナジーを飲んだ事はありません。
カフェイン依存:私がエナジードリンクを止めようと思ったきっかけ
私がエナジードリンクを絶つきっかけとなったのは健康診断でした。勘違いしないで欲しいんですが、医師から「エナジードリンクの飲み過ぎです」「カフェインの摂りすぎです」と言われた訳ではありません。
単純に健康診断の結果が悪く、エナジードリンクってカフェインだけじゃ無く、糖分も多いのでエナジードリンクを止めてみようと決意した訳です。
ただ、個人的に1年間、週5日以上エナジードリンクを飲み続けていた場合と1年間1本もエナジードリンクを飲まなかった場合とで身体にはどういった変化があるのかが気になった為、昨年の9月頃からエナジードリンクを絶っています。
これに関しては変化が分かり次第紹介させていただこうと思います。
およそ1年半もの間、エナジードリンクを絶った後の血液検査結果はこちらにまとめてみました。驚愕!!!
カフェイン依存:エナジードリンクを絶つ際に苦労した事
エナジードリンクを絶つ事を決意した私ですが、最初はかなり苦労しました。というのも職場の自動販売機に売っているので買おうと思えばすぐに手に入る環境だったんですね。
また、コンビニに寄った際はソワソワしたりと、身体がエナジードリンクを求めている事が分かるんです。
この時に初めてカフェイン依存になっているなと感じ、頭が重く、頭痛がする日も出てきました。
それでもエナジードリンクに頼る事を止め、1日2杯ほどのコーヒーで我慢する生活を続けました。
すると、次第に身体もに変化が現れ、コンビニに立ち寄った際もエナジードリンクの事を考えなくなったんです。
そして今ではモンスターエナジーを見ても昔は毎日飲んでいたのになぁと感じる程度。そう、私はエナジードリンクの持つカフェイン中毒から抜け出したのです。
カフェイン依存:カフェインに頼るならサプリメントに頼る
身体が疲れている時はついついエナジードリンクに頼りがちですが、サプリメントを使うというのも一つの手段です。
- 疲れやすくなった
- カラダの調子がよくない
- 気力の低下を感じる
といった方にオススメで、私も片頭痛持ちでよく服用するんですが、ロキソニンSを開発した会社のサプリメントなので最近疲れが気になる方は一度チェックしてみるのも良いと思います。
さいごに
人によってカフェインの影響力は様々でエナジードリンクが悪いという訳では無く、エナジードリンクに限った事ではありませんが、飲み過ぎは良くないという私の体験談です。
そしてエナジードリンクを絶つことで私にはもう一つ大きなメリットがありました。
それは、1本200円という毎日の浪費が無くなった事。
週に5日飲んだとして週に1,000円ですからね。今考えるとエナジードリンクだけで月5,000円近くお金を使っていたという事に。考えただけで勿体ない。
また、医師から診断された訳ではありませんので本当にこれがカフェイン中毒、依存の症状だったのかはあくまで私の推測です。
ただ、これがカフェイン中毒じゃ無かったとしても毎日飲むのは身体に良くないと思いますので少しでも参考になれば幸いです。
それでは最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。