自分で釣った魚を食べるひと時は至福の時間。私も塩焼きや煮付け、味噌汁、お刺身と色々と作ってきましたが、昨年アオリイカを釣った際にいつもと違う食べ方で食べたいと思い、お寿司にして食べてみた所…
回転ずしより美味いんじゃ…!?
と、自分で言うのも何ですが非常に美味しかったので今回はお寿司の作り方、握り方について紹介させていただきます。
下準備
まずは寿司を握る前に下準備を済ませます。出来れば前日に済ませておけるとお寿司を握る際に後片付け等が非常に楽になります。
ネタの準備
まずは寿司ネタの準備から。基本的にお刺身に出来る魚であれば何でもいけます。私の場合はアオリイカやセイゴ(スズキ)、メバル、クロソイ、ガシラといった夜釣りに馴染みのある魚が多いです。
釣った次の日にさばいて準備するのも問題ありませんが、私の場合や夜釣りが多いので釣ったその日に魚をさばいてネタの状態にして冷蔵庫に保存します。
そうしておくと次の日はすし飯を作って後は握るだけなるので準備~片付けの手間が非常に楽になります。
好みにもよりますが、アオリイカの場合は一晩寝かせる事で甘味が増し、より美味しくなります。
薬味の準備
面白いもので、魚にはそれぞれよく合う薬味があるんです。寿司を美味しく食べる為にも色々なバリエーションがあるとより楽しく、美味しく食べる事が出来ると思います。
以下は一例ですが、私のオススメの薬味
- アオリイカ → ネギ、おろししょうが(醤油)
- 根魚(メバル、ガシラ等) → 紅葉おろし(ぽん酢)
- セイゴ(スズキ) → わさび(醤油)
淡白な白身魚に関しては意外な薬味が合う時もありますし、味の好みは十人十色。自分が好きな味、自分に合う薬味を探すのも面白いと思います。
寿司飯(酢飯)を作る
寿司を握る上で、その味を決めるのは寿司飯(酢飯)であるシャリの部分が決定打となるといっても過言でありません。
といっても最初はどう握っていいのか分からないと思いますし、不慣れな方でも意外と美味しく作れると思うので気楽に作ってみて下さい。
用意するもの
寿司飯を作るのに必要な物は以下の通り。
- お米
- 米酢
- 塩
- 砂糖
始めから塩と砂糖と酢が合わさった「すし酢」が売られているので味の調整にこだわりが無ければすし酢を使ってもいいと思います。
今回はすし酢を使わずに「米酢」を使って一から寿司飯を作っていきます。個人的にこちらの方が美味しいと思います。
すし酢のレシピ
この分量がシャリの味を決めます。
- 米 :一合
- 米酢:20ml
- 砂糖:10g
- 塩 :5g
この比率だけ覚えておけば量が増えても問題ありません。一度や二度では自分の気に入った味にならならないと思いますのでお好みで砂糖や塩を増減し、調整してみて下さい。
ちなみに私はこの比率の寿司飯で十分に美味しいと思います。
ご飯を炊いてすし酢を混ぜる
必要分のご飯を炊きます。炊飯器には「すし」という機能がある物もあるので水の量も炊飯ジャーに書かれている通りに準備すれば大丈夫です。
お使いの炊飯器に「すし」機能が無い場合はいつものご飯より気持ち硬めに炊くと良いと思います。
ご飯が炊けたらしゃもじで掻き混ぜ、桶(もしくはボール)にあけ、少し冷まします。
作ったすし酢をご飯に全体的にかかるように入れ、しゃもじで混ぜて寿司飯の完成です。
寿司を握る
これで事前に準備したネタと、寿司飯が出来上がったので後は握るだけ。
ここで紹介する握り方は私の独学の為、一例として参考下さい。ちなみに私は素人ですが、秋丸美穂さんのDVDで紹介されていた握り方を参考に握っています。
- 1個分のシャリを右手で掴む
- 右手の親指でシャリの真ん中に空洞を作る
- 作った空洞が下側になるように左手に持ち帰る
- わさびを付ける
- 上からネタを置く
- 強く握りすぎない様に上下、左右に握り、形を整える
ざっくりと上記の様な流れになります。
握っている最中に崩れそうでついつい強く握りがちですが、グッとこらえて優しく包むように握りましょう。
いくつか握っているうちに段々と慣れてきますので後はひたすら握るだけ。
完成したお寿司
少々不格好でも食べるのは自分や家族が多いと思うので十分美味しく出来ると思います。
きっといつもと違う、いつもより楽しい食卓になりますよ。
さいごに
事前の準備が大変だと思われがちですが、私の場合1番時間がかかるのは魚をさばく時間です。自宅で簡単にお寿司が食べたい場合はスーパーで売っている刺身を買ってきてネタとして使っても十分美味しいと思います。
でも… 出来る事なら自分で釣った魚で食べて欲しい!笑
どんな魚でも刺身にさえ出来ればお寿司に出来るのでいつもと違う食べ方をお探しの方は是非とも挑戦してみて下さい。
旦那アングラーの場合は準備~片付けまで全部1人で、後は味噌汁を付ければ奥さんも喜んでくれると思いますよ!
それでは最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。