調理

煮付け、味噌汁で食べる!ガシラ(カサゴ)のさばき方について

ガシラ(カサゴ)のさばき方

先日夜釣りに出かけた際に人生初のガシラ(カサゴ)が釣れました。私自身バリバリの釣り人という訳では無く、堤防から短い釣竿でチョイ投げ、ウキ釣りで釣りを楽しむ程度で、「べられる魚を釣る!」事を目的に楽しんでおります。

自由に動ける時間を考えると夜釣りがメインなんですが、この時期の夜は本当に寒いですね…。折角なのでさばき方や調理方法、食べ方についてご紹介します。

ガシラ(カサゴ)とは?

ガシラ釣果のガシラ。25cm程度

地方によって様々な呼び名があり、カサゴと言った方が一般的でしょうか。夜行性かつ肉食であり、テトラポットの隙間からの穴釣りや、岩場ポイントでよく狙える根魚です。私が釣った時は岩場ポイントに糸を垂らしただけ。エサは青イソメ。

食用としても人気で、色々な料理に使用できます。我が家では大きなサイズを煮付けにし、小さいサイズは味噌汁にしています。

大きいサイズ:25cm前後(30cmあれば金冠サイズです。)

小さいサイズ:10cm前後は小ぶりなサイズ

あまりに小さいサイズはリリースしてあげましょう。

大きなサイズのガシラ別日の釣果ですが、30cmオーバーのガシラ。

30cmを超えると見た目もガシラだという事が分かりにくく、一瞬チヌ(クロダイ)かと思いました。こちらのガシラは大きかったのでお造りにしてみましたが、コリコリした身に甘みがありとても美味しかったです。

また、ガシラやカサゴを検索するとサブワードに「毒」というワードが目立ちます。

ガシラ(カサゴ)には背びれに毒があるのか、ないのか意見が割れています。実際の所はハッキリしていませんが、カサゴの種類の中にはミノカサゴ等、毒を持っているカサゴもいるのは事実です。毒の有無に関わらず、背びれが刺さると痛いのは間違いないので調理の際は注意しましょう。

私自身、毒に関してはあまり気にしていません。

ガシラ(カサゴ)のさばき方

見た目はトゲトゲしくデブッとしているので少々勇気がいるかもしれませんが、ぬめりも少なく、ウロコも比較的簡単に落とせるので慣れればすぐにさばけるようになると思います。

あると便利な道具

基本的には包丁1本でさばけますが、以下の道具があると便利です。

  • 手袋 ※包丁を持たない手だけで大丈夫です。
  • ウロコ取り ※包丁でも簡単に取る事が出来るので無くても大丈夫です。

手順

それでは実際に魚のさばき方を写真を使って紹介していきます。先述した通り、ガシラの背びれは大きく鋭利な為、心配なら最初に切り落としてしまった方が良いです。

①魚のお腹側に包丁を入れる

尻尾の方から頭に向かって包丁を入れます。お腹側は柔らかいので簡単に包丁が入ります。

ガシラの腹を開く肛門から包丁を入れ、頭側に向かって腹を開きます

②頭まで包丁を入れ、エラを取る

顎の部分まで包丁を入れ、エラを根元から根こそぎ取ってしまいます。取り除いたらサッと水洗いしましょう。

ガシラのエラを取り除く顎の部分もバッサリ開き、エラを取り除きます

③ウロコを取る

包丁やウロコ取りを使ってウロコを取ります。包丁の場合、尻尾側から頭側へ刃をたてると簡単にウロコが取れます。

④水でキレイに洗い、拭き取る

開いたガシラを水で洗う最後に水洗いし、キッチンペーパー等で拭き取る

以上が手順となります。

もっき
もっき
包丁を使うのに慣れていなくてもそこまで難しく無いので簡単にさばけると思うよ!

煮付けにすると決まっているのであれば、この段階で身に切り込みを入れておくと後の処理が楽になります。

ガシラ(カサゴ)の煮付け

ガシラの煮付け煮付けにしたガシラ

ガシラ(カサゴ)といえば煮付けが有名ですよね。煮付け自体はご家庭の味という物があるかもしれませんが、参考までに。

用意するもの

準備物
  • ガシラ(カサゴ)2尾 ※下処理済
  • 水 100~150cc
  • 日本酒 100~150cc
  • 砂糖 大さじ1.5
  • みりん 大さじ1.5
  • 醤油 大さじ2
  • 生姜 お好みで

上記は2人前の場合です。目安として考え、お好みで調整して下さい。

手順

①鍋に水と料理酒を1:1の割合で入れ、沸騰させる

ガシラの煮付け(水と料理酒)水と料理酒を1:1の割合で入れ、沸騰させることでアルコールを飛ばします

写真では水120cc、料理酒120ccを沸騰させ、アルコールを飛ばしています。

②沸騰したら砂糖、みりん、醤油を入れる

砂糖、みりん、醤油の量で味付けが大きく変わります。砂糖を多めに入れると甘めになり、醤油を多めに入れると辛めの味付けになります。味見をしながらお好みで調整して下さい。

③ガシラ(カサゴ)を入れる

ガシラを鍋に投入煮汁の味の調整が終わればいよいよガシラを投入します

灰汁が出たらオタマで掬いましょう。

④魚に火が通ったのを確認して完成

ガシラの煮付け完成ガシラに火が通った事を確認し、完成

プリプリとした白身が大変美味!

もっき
もっき
骨も少なく、食べやすいのでオススメです!

ガシラ(カサゴ)の味噌汁

ガシラの味噌汁お椀によそったガシラの味噌汁

魚の味噌汁!って感じの定番味噌汁。良い出汁が出るのでこちらもオススメです。他の具材なんか入れなくても美味しいです。

用意するもの

準備物
  • ガシラ(カサゴ) ※下処理済
  • 味噌
  • お好みの具材

具材を入れるのであれば、豆腐等のガシラの出汁を邪魔しないような具がオススメです。

手順

①人数分の水を鍋に入れ、沸騰させる

ガシラの味噌汁の作り方鍋に人数分の水を入れ、沸騰させます

②沸騰したらガシラ(カサゴ)を入れる

ガシラの味噌汁(出汁を取る)沸騰した鍋にガシラを入れ、出汁を取ります

③出汁が出たら味噌を入れ、味を調える

ガシラの味噌汁(味噌を入れる)出汁が出たら味噌を入れ、味を調えます

味噌を入れすぎると出汁の香りが無くなってしまうので味噌は薄めがオススメで、赤味噌よりも白味噌やミックス味噌が良く合うと思います。

④お好みで他の素材や薬味を入れて完成

豆腐や、ネギ等の出汁を引き立てる具材を入れると更に美味しくなると思います。

さいごに

見た目は少々ブサイクなガシラですが、煮付けが想像以上に美味しいです。正に絶品!良いサイズが中々釣れませんが、最近は、スーパーで売売られているのを見ながら、「ぉ、こないだの釣り上げたヤツの方がデカイ!」なんて心の中で呟いています(笑)

食べられる魚を釣り、自分の手でさばいて食べる!まさに釣りの醍醐味ですね。釣り上げた魚を使って晩御飯を作ると妻も喜んでくれます。

入手手段は置いておいて、ガシラが手に入った際は是非とも煮つけに挑戦してみて下さい。やみつきになるかも!

ABOUT ME
mokki
2018年に30歳となり、第一子となる息子が誕生。田舎の中小企業に勤務。 朝起きて、仕事に行き、帰ってきては寝る。という同じ様な毎日から抜け出したくてブログを始める。自身の経験を基にお役立ち情報を配信しています。

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