高級食材と言われている伊勢海老。今回伊勢海老を入手する機会がありましたので造りにしてみました。伊勢海老といえばお造り!といっても過言ではありません。甘みのあるプリップリッの食感が堪りません。
いただいても調理に困る… なんて方も多いと思いますが、難しそうに見えて意外と簡単にさばく事が出来るんです。手に入れた際は是非ともお造りに挑戦してみて下さい。
目次
伊勢海老とは
かっこいい赤色のボディーに長く伸びたヒゲ!1度は見たことがあるんじゃないでしょうか。伊勢海老の「伊勢」は三重県にある市名にもあります。(伊勢神宮で有名な伊勢市)
実際に伊勢志摩で水揚げされる伊勢海老が千葉県と並んで全国の水揚げ量1位なので、名前の由来にも関係しているんじゃないかと言われています。他にも磯でよく獲れる事からイソエビ→イセエビと言うようになったとも言われています。
そんな伊勢海老ですが、硬そうなボディーとは裏腹に味はとってもプリティー。機会があれば是非食してみて下さい。
伊勢海老をさばく前に
調理の際に暴れたりするので事前に氷を入れた水等の冷水でしめると動かなくなり、調理がしやすいです。
必要な物
- 包丁
- ハサミ
- 軍手等の手袋
上記3点が必要になります。手袋については必須ではありませんが、ケガをしない為にもあった方が良いでしょう。
包丁
さばくのには必要ありませんが、取り出した身を最後に一口サイズに切るのに使います。
また、頭を使った料理(味噌汁、雑炊等)をする際に頭を2つに切るのでその際も必要になってきます。
ハサミ
今回の必須アイテムです。ハサミがあるのと無いのではさばき易さに大きな違いが出るので、料理用のハサミを準備しましょう。
軍手等の手袋
先述した通り、必須ではありませんが、ケガ防止の為にもあった方が良いでしょう。今回私は素手でさばきましたが、手のひらの皮があちこちめくれました。
さばき方
それでは実際にさばき方を紹介していきます。
①頭と尻尾を切り離す
切り離すといっても道具は使わずに、手で頭と尻尾を持ち、ひねるだけ。
片手で頭を持ち、もう一方の手で尻尾を掴んでグリン!と勢い良くひねりましょう。
このように綺麗に分かれます。
②尻尾裏側の両サイドをハサミで切る
このように両側にハサミを入れます。少し力が要りますが、隙間にハサミを入れて一気にカットしていきましょう。
ハサミを入れ終えたらべろーんとめくります。かんたんにめくれますが、めくった側に身が持っていかれないように丁寧にめくっていきましょう。
③スプーンを使って尻尾から身を取り出す
殻と身の間にスプーンを入れるようにして身を剥いでいきます。
ある程度スプーンを入れるとこんな感じに綺麗に身が取れます。
身を取り終わった殻は最後の盛り付けに使うとインスタ映えするポイントなので、捨てずにとっておきましょう。
④背ワタを取る
身の背中側に黒っぽい背ワタがありますので、取り除きます。この時、身の中に埋まってしまっている場合は背中側に軽く包丁を入れると取り除きやすくなります。
指で掴んで引っ張るだけでスーッと簡単に取り除けます。
⑤一口サイズに切る
まず縦に2つになるように切ってから一口サイズに切ると良いと思います。薄く切るよりかは厚みがあった方が食感も良いです。
⑥殻に盛り付けて完成
手順③で身を取り終わった殻に、一口サイズに切った身を盛り付けます。最後に、頭を添えて完成!
殻に盛り付け、頭を添える事でインスタ映え間違いありません。
以上が手順となります。一見難しそうに見えますが、慣れると1匹5分~10分もあれば十分さばけるようになります。
最後に
食材が良いと調理の際のテンションも上がりますよね。親戚や友人の前で、一見難しそうに見える食材を簡単にさばいてしまうと一躍ヒーローになれるかもしれません。笑
私自身30年生きてきた生涯で数匹しか食べた事の無かったレベルなので誰にでも簡単にさばく事が出来ると思いますし、自分でさばいた物は不思議な事により美味しく感じるんですよね。伊勢海老を入手した際は是非とも挑戦してみてください!