接客業であれば身なりを整えるのは当然ですよね。事務服、パンツスーツ、スーツ、ジャケパン等、男女問わず色々なスタイルがあると思います。
社会人なんだから自分で考えて、出来て当然!と思うのも一つだと思いますが、人間思う事は人それぞれ。
自分はバッチリ決まってて大丈夫だと思っていても第三者から見るとまた違った見方になるかもしれません。そんな身だしなみの基準について私が思う事を紹介させていただきます。
おしゃれと身だしなみは違う
おしゃれにしていれば大丈夫!私はおしゃれだから!なんて思っている方もいるかもしれませんが、一体おしゃれの定義とは何でしょう?
確かに誰が見てもおしゃれだなぁと着こなしの上手な方もいるかもしれませんが、おしゃれのポイントは人それぞれ十人十色なんです。
そう、おしゃれは自分のため、自分が楽しいと思ってする事であって、主役が「自分」なんですね。
対して身だしなみは相手からどう思われるかという点に重きを置き、相手に不快感を与えない様に身なりを整えるといった第三者が基準となってきます。
身だしなみの基準が何故必要なのか
身だしなみの重要性が分かった所で次は何故、身だしなみの基準が必要なのか。
例えば会社のルールで「各自、社会人として恥ずかしくない様、きちんとした身だしなみで出社するように」と言われたとします。
これでは各自の判断に任せると言っているようなものなので、先ほど述べたおしゃれ同様に十人十色のスタイルになってしまいます。
そこで身だしなみの「基準」を作るのが重要になってくるんですね。もちろん基準を作る際には複数人でしっかり話し合う必要があります。
今度は会社のルールで「髪色は男女問わず○番まで」といった基準が出来たとするとどうでしょう?
すぐに染め直すのは難しいかもしれませんが、期限を設ければ普通の社員であればそれまでに直してきますよね。
こういった様に出来る限り誰が見ても不快に思わない「基準」を作る事が重要になんですね。
お客様である利用者の印象は視覚情報である見た目が50%以上を占め、これには身だしなみはもちろんですが、表情等の情報も含まれます。7・38・55の法則やメラビアンの法則として有名ですね。
例えば貴方が道を尋ねたいとします。次の2人のうちどちらに道を尋ねますか?
- パンツスーツを着こなした柔らかい表情の女性
- 真っ黒のサングラスをかけた不機嫌そうな男性
極端な例ですが、私ならきっと前者に道を尋ねます。例え後者がとても優しく、素晴しい男性であったとしても視覚情報からは分からないからです。
接客業、サービス業であれば見た目という第一印象が非常に重要になってくるという事になりますね。
よく見かける身だしなみ基準の項目
次によく見かける身だしなみ基準の項目について。
男女問わない項目
- 髪色
- 服装
- アクセサリ
髪色は○番まで。服装は○○。アクセサリは目立たないものが○個までといった項目をよく見かけますね。
男性特有の項目
次に男性によく見られる項目。
- 髪型
- ヒゲ
- ネクタイ
- 時計
髪型は耳にかからない様に。ヒゲは剃る。ネクタイ着用。派手な時計はNG等の項目。
女性特有の項目
女性によく見られる項目。
- 髪型
- ピアス
- マニキュア
- ヒール
髪型は肩まで、それ以上の長さの場合は束ねる。ピアスは固定式。マニキュアの色は○○。ヒールの長さは○cmまでといった項目。
会社によって基準は違うと思いますが大体似たような項目になってくるのではと思います。
さいごに
私がよく思うのは普段からおしゃれに気を遣っている人は決められた身だしなみの基準内でもビシッとおしゃれに着こなすという事。
人間どうしても自分には甘くなってしまう部分もありますが、それこそ社会人として自分に厳しくありたいですね。こういった部分こそ守れていないと普段の発言力も落ちると思います。ルールも守れない人に何を言われたって説得力がありませんよね。
私自身、今回の記事を書いた事で自分自身を見直す良いきっかけになりました。
少しでも身だしなみについて参考になれば幸いです。
それでは最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。