既にご存知の方も多いと思いますが、トヨタ自動車が2020年5月より全てのお店で全ての車を扱う事が決定しました。
ピンと来ない人もいると思いますがトヨタのお店ってお店ごとに売ってる車が違うんですね。例えばハリアーが欲しいと思っても売っていないお店もある訳で…
ユーザーからすると分かりにくいんです。
このお店ごとに販売する車を事変える事を「販売チャネル」といい、流通経路を指す言葉なんですね。
今回はそんな販売チャネルが統一される事でユーザーにどんなメリットがあるのか紹介させていただきます。
トヨタ自動車全車種併売:販売チャネルとは
トヨタ自動車は以下の4つの販売チャネルに分かれており、それぞれ看板の色が違います。
- トヨタ
- トヨペット
- カローラ
- ネッツ
トヨタの車といってもたくさん存在するので、販売するにあたってセールスマンはたくさんの車の知識を持つ事が大変だった為、チャネルごとに販売する車を分けたとも言われている様です。
また、クラウンであれば子が成人した人、ノアであれば小さなお子さんがいらっしゃる家族といった様に、一例ではありますが扱っている車によって購入するユーザーの層も違うといった事が考えられます。
現時点でもプリウスやアクアといった一部の車は全てのお店で取り扱っていますが、2020年5月からはその垣根が無くなり、全てのお店で全ての車を買う事が出来るようになります。
お店のメリットとデメリット
お店側の考えられるメリットとしては
- 販売チャンスの増加
- 新規利用ユーザーの増加
が考えられ、既存のユーザーにも今までであれば販売出来なかった車を販売する事が出来ます。
では逆にデメリットはどうか。
- 既存ユーザーが離れてしまう恐れがある
- 価格競争が激しくなる
- 車ごとの知識が必要
今までは車を売っているお店が家から少々遠くてもそのお店でしか買えなかったけど、近くのお店でも買えるならそっちに行ってみよう。といったように既存のユーザーが離れてしまう恐れがあります。
お気づきの人もいるかもしれませんが、自動車の販売店って同じ通りに並んでいたり、隣同士に建っているお店もあるんです。
また、家電量販店と同様にユーザーに車を買ってもらう為の価格合戦が始まるかもしれません。
トヨタ自動車全車種併売:ユーザーのメリットとデメリット
では車を買う側であるユーザーのメリットとは何か。
- 単純に家から近いお店で車を買う事が出来る
- お店同士の価格競争で車を安く買う事ができる可能性がある
わざわざ遠い所まで行きたくないし、近くにお目当ての車が売っているんであれば近い方が良いですよね。
ただ、車を買うという事は買って終わりという訳にはいかず、今後の車のメンテナンスも関係してきますので販売店とセールスマン選びは慎重に行って下さい。
逆にデメリットといえば…
ユーザーからすればどこで車を買おうか迷う必要もありませんし、わざわざ調べなくてもいいので分かり易いですし、特にデメリットは思いつきません。
さいごに
車を買う機会というのは早々ありませんし、首都圏のような都会では交通網が整備され、そもそも車の必要性が無いかもしれません。
ですが、地方では車が無ければ何処にも行けないという事も事実としてあります。
私自身、ニッサン、ホンダ、トヨタ、マツダと今までに色々な車に乗った事がありますが、ここ数年で「趣味の車」から「移動手段の為の道具」とユーザーの認識も大きく変わってきています。
近い将来、自動運転等の技術が進歩すれば今までとは180度違った車の使い方が出てくると思いますが車が無くなるといった様な事は考えにくいです。
また、自動車メーカーもより安全に安心して車に乗れるように様々な安全機能が搭載された車を次々に発表していますので少しでも車を買う際の参考になれば幸いです。
それでは最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。