スマートフォンやインターネットの普及により、知りたい情報やニュース等がリアルタイムで入手出来る世の中に変化してきました。その反面で新聞を購読する世帯の減少や、コンビニ等で新聞を購入する方が減少しつつあります。
私自身、スポーツ紙等の新聞媒体を購入する機会が減ってきています。その要因はやっぱり知りたいと思った情報をすぐに調べられる環境にあるから。新聞の場合はその日のニュースを読むのが翌日になります。調べる手間はかかるかもしれませんが、記事の信憑性を度外視するとリアルタイムでの情報収集であれば間違いなくネットに軍配が上がるでしょう。
こういった背景もありつつ、購読者数は年々減少しているんだと思います。
販促担当として思う事
普段、販促(販売促進)に携わっている私ですが、新聞とネットニュースを比較してみると仮に同じニュースだとしても入り口が全く違います。
新聞の場合は購読者に必ず届き、読む読まないは別として購読者の興味の有無に関係なく記事が届きます。それに対し、ネットニュースの場合はニュースの記事を読もうと行動した人に対して記事が届くので入り口が違うんですね。どちらも良し悪しがあるのでどちらが良いのか簡単には比較できません。
新聞
- 興味の有無に関係なく、多数の方に記事を届ける
- 一定数(購読者)に対して必ず記事が届く
ネットニュース
- 興味のある方が読む(濃い購読者)
- 興味が無ければ読まれない
- 記事によっては信憑性に欠ける
チラシを折り込んだり、ネット広告を出したり…といった販促として考える場合は内容と上記のような媒体の違いをしっかりと考えた上で実施する事が重要です。
記者の変化
新聞購読者の減少は新聞社にとっても死活問題になり兼ねません。新聞各社も色々な取り組みをされているようです。
そんな中チャリコ遠藤さんの記事を読み、記者であるチャリコ遠藤さんがTwitterを始めるといった一見、逆行している行動に何かすごく近い物を感じました。
読む側の人間からの意見ですが、記事の最後に誰が執筆したか分かる様に記者の名前が掲載されているのは覚えていますが、数多のネットニュースを読んでも正直言って誰一人と名前を覚えていません。
ただ、今回読んだチャリコ遠藤さんの記事は私がタイガースファンであるという事と、釣りを趣味にしているという事もあってその名は一発で私の脳内に深く刻まれました。
実際にチャリコ遠藤さんが執筆された他の記事を読んでも面白いんですよね。自分だから撮れる物を意識して取材をされているようで、私はこれを差別化と呼んでいますがネットニュースの場合は同じ様な記事が幾つも転がっていますが、他の人には書けない記事を書く事が出来ればこれは大きな武器になります。これはブログでも言える事ですね。
記事拝見しました。
確かにスポーツ紙を購入する事は減りました。私の場合、球団の快挙や選手の大活躍の翌日はスポーツ紙を何紙か購入しています。(最近では広島戦9点差大逆転、梅野選手サイクルヒット等)
その際、記事のクオリティーが高いと次も買おうかな…と思いますね。
応援しています。— もっき×CT125ハンターカブキャン|頑張らない雑記ブロガー (@Mokki_7) June 1, 2019
思わずコメントしてしまいましたが、返事までいただいてしまい恐縮です。後から読み返すとなんだか偉そうで恥ずかしい…。
一見逆行に見える行動ですが、Twitterを通して私は記事を読み、チャリコ遠藤さんの存在を知る事になりました。
記事の質
自称ブロガーの私ですが、チャリコ遠藤さんの記事を読んで1番感じたのが「読み易い」という事。プロの記者はやっぱり違いますね。書いている量も段違いだと思うので比べるのも大変失礼ですが、私なんかの記事と比べると圧倒的な差。
読むだけでも勉強になりました。
さいごに
通販という便利な手段も普及しましたが、例えば高額な家電製品であれば電気屋さんで購入すると思います。同じ商品を売る電気屋さんであってもそこで働く「人」の対応が悪ければ選ばれることはありません。
新聞(情報)という商品を売るのは強豪ひしめく新聞社の中から購読者に選んでいただく必要があります。新聞に限らず、ただ一方通行に商品を届けるのでは無く、どんな「人」が作り、販売しているのか最後は人と人の繋がりだと私は思います。