後悔とは、してしまった事やしなかった事に対して後から悔やむ事である。
人間生きていれば誰しも後悔という経験をした事があるはずです。
やらずに後悔するのであればやって後悔した方が良いなんてカッコイイ言葉がありますが、後悔というのは結果に対してついて回るものです。
ただ、行動を起こした事による後悔であればまだ納得出来る部分があるかもしれませんね。
今回はそんな「後悔」について、私の考えを紹介したいと思います。
目次
後悔の意味:後悔は相対する事由の結果である
人はどんな時に後悔するのか。
例えば
- 言えばよかった ⇔ 言わなければよかった
- 行けばよかった ⇔ 行かなければよかった
- すればよかった ⇔ しなければよかった
- 別れればよかった ⇔ 別れなければよかった
といった様に、後悔する時はどんな時も自身が行った行動に対する相対した結果なんですね。
私は人生とは選択の繰り返しと積み重ねだと思っています。自身の選んだ選択の結果に対して納得がいかなければ後悔する事になります。
また、後悔には大きさが存在します。
後悔の大きさ
「もっとこうしていれば良かった」といった小さなレベルから、
「どうして… 何でもっとこうしなかったんだ…」という悔やんでも悔やみきれない大きなレベルまで、後悔の大きさは違ってきます。
特に、何の考えも無しに選択してしまった結果に対する後悔は大きいです。
生きていく以上必ず後悔する事はあり、問題はその後悔の発生リスクをいかに小さく、そして後悔してしまったとしても次に繋げられるかが重要です。
後悔の意味:後悔の発生リスクを小さくする
生まれてから死ぬまでに一切後悔せずに生きていく事ははっきり言って不可能です。
ただ、後悔の発生リスクを小さくする事は誰にだって出来ます。
- 選択した事による結果を考える
- 最悪なケースを想定する
- 最悪な結果に対する対策を考えておく
上記の様に●●した事による結果と、●●しなかった事による結果を予め考えておく事で発生リスクを小さくする事は可能です。
重要な局面こそ最悪のケースを想定して動くというのが重要であり、リスク管理にも繋がる訳です。
いくら想定していても想定外の事が起こった時に後悔する事になるので綺麗ごとかもしれませんが、発生リスクを小さくするという事は重要な考え方です。
後悔の意味:後悔は次に繋げなければ無意味である
「後悔」という漢字を見れば分かる通り、「後になって悔やむ」と書いてコウカイと読みます。
後悔先に立たずということわざを聞いた事がありませんか?
このことわざは、既に終わっている事に対して後悔してもその結果が変わる事は無いという意味であり、起きてしまった事に対していくら気にしていても過去が変わる事は無く、後悔している事由をいかに次に繋げられるかが重要なのです。
悔やむ気持ちも分かりますが、後悔した事を次に繋げられなければその後悔は無意味となってしまいます。
そうならない為に、今回こうだったから次回はこうするといった様に前向きに捉え、自身の選択の誤りから起きてしまった後悔をプラスに考えましょう。
そうする事が出来れば、後悔した数だけ成長できるはず。
ただ、次に繋げられない後悔も存在します。
後悔の意味:後悔に対する備え
後悔は次に繋げなければ無意味だと述べましたが、どうしても次に繋げられない後悔が存在します。
それは後悔している事由に自分では無い「人」や「モノ」が関わっており、その人やモノがが既に接触出来ない存在となってしまっているケースです。
我が家では私の出勤時に妻と息子が必ず玄関から私を送り出してくれるのですが、私は妻にどうして毎日送り出してくれるのか聞いた事があります。
妻から出た言葉は
「人生何が起こるか分からない。これが顔を合わせる最期の日になるかもしれない。だから私は毎日笑顔で送り出そうと決めている。」
と言われました。
喧嘩する事だってありますし、険悪な雰囲気になる事もあります。でも妻は毎朝、必ず私を笑顔で送り出してくれます。
喧嘩したまま、最期の日を迎えるのはお互いにとって寂しい事ですよね。きっと大きな後悔を生む事になります。
この事は妻なりの後悔に対する備えと言えると思います。
同じ様に、親孝行は早めに。といった言葉も後悔に対する備えだと言えます。
後悔に対する考え方とまとめ
どれだけ後悔しないように努力した所で、後悔をゼロにする事は不可能と述べましたが、であれば後悔を次に繋げる努力と、次に繋げられない後悔の発生リスクを下げるしかありません。
後悔の大きさに違いはあっても、後悔は誰しもが経験する事であると同時に成長の機会でもあります。
後悔を恐れて自分の信じた道から逸れるのか、後悔を恐れずに自分の信じた道を進むのか。どちらのケースでも後悔するリスクは発生します。
どうせ後悔するリスクがあるのであれば、自分の信じた道を進みたくないですか?仮にその先に後悔が待っていたとしても今度はその後悔という経験を活かして次に繋げれば良いじゃないですか。
また、次に繋げられない後悔の発生リスクを下げる事は頭では分かっていても簡単に実行できるものではありません。であればその後悔に対して備えをし、今を一生懸命に、前向きに生きたい。
人生とは選択の繰り返しと積み重ねであり、その結果には必ず後悔が付いて回り、後悔を重ね乗り越えた分人は強くなれると私は思います。