雑記

小学校比較 生徒の授業態度の差は先生と生徒の比率?生徒指導に力を入れている学校とは 財務省の35人学級問題

小学校生徒の授業態度の差について

私は多い時で半年に5回ほど小学校を訪問させていただいておりますが、小学校によって生徒の授業態度に大きな差を感じる事があります。

生徒たちの授業態度が良い小学校とそうでない小学校で一体何が違うのか、私なりに考えてみました。

私自身は教師経験も無ければ教員免許も所有しておらず、少しばかり教育に関するお手伝いをさせていただいている程度です。

なので教師の方がこの記事を読まれる事で多少なりとも不快な思いをさせてしまうかもしれませんので予めご容赦ください。

小学校の変化

私が小学生だったのは今から約20年程前の話。短いようで長い月日が経ち、小学校にも様々な変化があります。

私が感じた小学校の大きな変化は以下の通り。

小学校の変化
  1. 生徒数の減少
  2. 授業中の給水
  3. 生徒の名前の呼び方
  4. 先生と生徒の距離感

生徒数の減少

我が国日本では「少子高齢化」が進み、その影響もあって生徒数の減少が進んでいる事をひしひしと感じました。

20年前は40名×3クラスだった小学校も20名×2クラスと、80名も差がある事になります。

授業中の給水

これに関しては学校によって違いがあると思いますが、授業中に水筒を持ち込んで給水するシステムがありました

恐らく熱中症等の暑さ対策の一環だとは思いますが、昔は水筒の持ち込みは許可されていても授業中に飲む事は許されませんでした。

かといって授業の妨げになっているかというとそうでは無く、生徒がタイミングをみて上手に給水しており、大変驚きました。

生徒の名前の呼び方

これに関しても学校によって違いがある様ですが、生徒の名前を呼ぶのに呼び捨てはダメだったり、「さん付け」「くん付け」で呼んだり

子供にも人権があるから、先生の体罰、いじめに繋がるといった様々な理由があるみたいですが、それってもっと他の所に原因があるんじゃないの?と疑問に思ってしまいます。

私個人的には名前の呼び捨ての方が好きですね。

先生と生徒の距離感

おそらくは親御さん対策だと思いますが、私の小学生時代と比べて先生と生徒の距離が少し遠くなっていると感じました。

実際に生徒さんに聞いた訳ではないので私も思い過ごしかもしれませんが、生徒が先生に対して「遠慮してる」様な感じがします。

小学校比較

私が感じる小学校同士の比較について。同じ小学校なのにここまで差があるのは一体どうして?と疑問が尽きません。

掃除が行き届いていない

学校なので当然古い、新しいといったハード面での劣化はありますが、それ以前にゴミがあったり、汚れていたりと掃除が行き届いていない学校があります。

私が訪問したタイミングもあるとは思いますが、同じ小学校同士なのにきちんと掃除がされている学校とそうでない学校との差を感じます。

生徒の授業態度が悪い

生徒の授業態度も小学校同士でレベルが全然違います。個人的にこの差は「先生」にあると思っています。

生徒の授業態度が良い
  • 挨拶がきちんと出来る
  • 先生の話をよく聞く
  • 話している人の方を向いている
生徒の授業態度が悪い
  • 挨拶が出来ない
  • 先生の話を聞いていない
  • 授業中騒がしい

まず、挨拶がきちんと出来ている学校とそうでない学校があります。生徒からすれば見知らぬ私の訪問時に立ち止まってこちらを向いて挨拶をしてくれる生徒。逆に「なんか見かけない人が来たぞ」と知らんぷりの生徒。

本能として見知らぬ人がいたら身構えてしまうのは分かりますので後者が多いんですが、前者の学校の場合は先生達も私たち訪問者に対してにきちんと挨拶をしてくれる学校です。普段からの教えを先生たちも実行し、生徒もおそらく先生の行動を見ているんでしょうね。

個人的な意見ですが、挨拶の重要性というのは保育園、幼稚園の頃から習い、大人になってからも「挨拶は基本」です。この誰でも実践しようと思えば実践できる「挨拶」一つで学校のレベル差が広がっている様に思います。

また、生徒が話をしている人の方向を向いていたりと一見当たり前の事のように思いますが、実際に出来ている学校は少ないです。

次に授業中に騒がしいという点について。

「授業中に静か」というのは一見良いように見えますが、私個人的にはあまり好きではありません。テスト中などは「静かにしないといけない」ケースですが、授業中に分からない事があったりした時に周りの友達に聞いたりと、活気がある事はむしろ良い事だと思います。

ただ、授業に関係無い事を喋ったり、他事をしているのはよくありません。

生徒は先生の普段からの行動をよく見ています。

良い学校とそうでない学校の差

では良いとされる学校とそうでない学校の差は何なのか。

良い学校とそうでない学校の差良い学校とそうでない学校の差

私が1番思うのは先生の数です。単純に人数という訳では無く、「1人の先生が何人の生徒をみるのか」といった生徒と先生の比率です。

例えば40人の生徒に対して先生1人のクラスと20人の生徒に対して先生1人のクラスどちらの方がまとまりがあると思いますか?

当然後者のクラスですよね。先生の負担はもちろんですが、いくら優秀な先生でも見られる生徒の人数には限りがあります。

学級あたりの上限数

1クラスあたりの生徒の上限数は文部科学省の「小学校設置基準第四条」で定められています。

1年生1クラス35人以下
2年生1クラス40人以下
3年生
4年生
5年生
6年生

先生の不足という事ももちろんあるかとは思いますが、この35人~40人というのが多すぎる。個人的には1クラス20人が良いんじゃないかと。

実際に生徒さんのレベルが高い学校は先生に対しての生徒の人数が他の小学校と比べて少ない事が多いです。

教師ではないので何故この人数なのかは分かり兼ねますが、これでは細かなフォローなんて出来ない。

生徒人数が多いという事は生徒1人1人の意見が多く、授業のバリエーションが増えたりと良い事もありますが、あくまでも授業のコントローラーは先生ですよね。

戦国時代に置き換えても兵が多いだけでは戦に勝つ事が難しいです。兵を統率する者、まとめる者がいて初めて軍として機能するんです。そしてこのまとめ役は先生だけではありません

人数が多くてもまとまりがあるクラスの特徴

クラスの生徒数が多いとまとまりが悪いと紹介させていただきましたが、必ずしもそういう訳ではありません。

思い出してみて下さい。クラスの中に何人かしっかり者の生徒いませんでしたか?性別関係なくクラスのガキ大将、リーダーシップのある子、ちょっと大人びた子など、色んな生徒がいると思います。

人数が多くてもまとまりがあるクラスはこういった子がまとめ役を担ってクラスを引っ張っている事が多いです。

逆に言うと先生はこういう子達をうまく乗せてあげる事が出来れば授業もやりやすくなるんじゃないかと思います。

先生に対して思う事

普段訪問させていただく際に先生に対して私が思う事。

先生に対して思う事
  • 挨拶が出来ない
  • 元気が無い
  • 一方的に叱る

挨拶が出来ない先生

私が小学校訪問時に1番思う事は、目が合っても挨拶すらしてくれない先生がいるという事。こちらから挨拶をすると返してくれる先生はいらっしゃいますが、中には小さな声でゴニョゴニョと何を言ってるのか分からない人もいらっしゃいます。

ひょっとしたら学校のルールがあるのかもしれませんが、学校を訪問している時点で学校からすればお客様にあたるんじゃないの?と疑問に思ってしまいます。

こちらは学校行事のお手伝いとして訪問させていただいているんですが、スーツを着て訪問しているので売り込みの営業とでも思われているんですかね。学校に普段どのような方がいらっしゃるのかわかりませんが子供も大人も挨拶は基本だと思います。

先生に元気が無い

先生に元気が無いのがこちらに伝わってくるケースについて。普段から大変なご苦労をされているんだと思いますが先生が暗いと少なからず生徒にも影響があると思います。

普段からニコニコしてた方が良いとまでは思いませんが、表情というのは視覚情報として非常に重要だと私は思います。

一方的に叱る

生徒が悪い事をしてしまって叱るケースで、ただただ一方的に叱っていると感じる時があります。授業中にふざけていたりと叱られて当然という事もありますが、普段の生徒の行いに対して叱る際は生徒に何でそんな事をしたのか聞いてあげて欲しい

生徒が行った行動には大小様々な理由があると思います。中には大人がハッとするような理由だってあるはず。

理由を聞いた上で「これこれこういう理由だからいけない」と悟る様に教えてあげて欲しい。

もっき
もっき
先生には私たちが分からないような苦労があると思いますので、失礼な事を申していたらごめんなさい。

さいごに

長々と紹介させていただきましたが、何度も言う様に先生は普段から大変な思いをされていらっしゃるんだと思います。

ただ、生徒の将来を考えると先生の教えというのは非常に大切です。

私の小学生時代は悪さをすると鉄拳が飛んできたりもしましたが、今思うと私の事を考え真剣に叱ってくれてたんだなと思います。逆に1番悔しかったのは先生がこちらの言い分を聞いてくれなかった時。

時代が時代なので先生たちの立場も厳しく、親御さんに気を遣いながらと難しい事も多いとは思いますが生徒の成長を身近で感じたりと嬉しい事も多いはず。

先生を目指されたきっかけが先生だったという話もよく聞きますし、親の立場からすると子の成長の瞬間を見れるのは非常に嬉しく喜ばしい事です。

少しでもこの記事が何かの参考になれば幸いです。

それでは最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

ABOUT ME
mokki
2018年に30歳となり、第一子となる息子が誕生。田舎の中小企業に勤務。 朝起きて、仕事に行き、帰ってきては寝る。という同じ様な毎日から抜け出したくてブログを始める。自身の経験を基にお役立ち情報を配信しています。

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