テレビ中継等でプロ野球や高校野球を見ているとふと疑問に思った事はありませんか?
「野選」や「三失」、「左犠飛」等の謎の表記。
野球を知っている人からすると常識かもしれませんが、野球をあまり知らない人からすると意味が分かりませんよね。
実際に私の妻もサッパリで、何度説明しても理解出来ないそう。
野球中継での表記
1番よく見かけるのが野球中継ですね。バッターが打席に入る時によく表示されるものです。
注目する部分は「今日の成績」という部分。上記画像の場合は
- 一打席目:右本① → ライトスタンドへのソロホームラン
- 二打席目:一邪飛 → ファーストへのファールフライ
- 三打席目:三失 → 相手三塁手のエラーによる出塁
- 四打席目:右犠飛 → ライトへの犠牲フライで1打点。
- 五打席目:一犠打 → ファーストへの送りバント
結果から言うとたった3文字にここまでの意味が含まれています。
では順番に見ていきましょう。
各ポジションの略称
各ポジションには略称があり、例えば三塁手(サード)の場合だと「三」と略されます。
ポジション | 別名称 | 略称 |
一塁手 | ファースト | 一 |
二塁手 | セカンド | 二 |
三塁手 | サード | 三 |
遊撃手 | ショート | 遊 |
中堅手 | センター | 中 |
左翼手 | レフト | 左 |
右翼手 | ライト | 右 |
捕手 | キャッチャー | 捕 |
投手 | ピッチャー | 投 |
ちなみに各ポジションの読み方は上からいちるいしゅ、にるいしゅ、さんるいしゅ、ゆうげきしゅ、ちゅうけんしゅ、さよくしゅ、うよくしゅ、ほしゅ、とうしゅです。
この様に各ポジションを漢字一字で表記する事があります。
打席結果の漢字表記
次に打席結果について。打席結果は先ほど紹介した各ポジションの略称とセットで使われる事が多いです。
例えば打席結果がピッチャーゴロだった場合、「投ゴロ」と表記されます。
打席結果 | 漢字表記 |
ヒット | 安(左安・三安 等) |
ツーベースヒット | 左2・中2・右2 |
スリーベースヒット | 左3・中3・右3 |
ホームラン | 左本・中本・右本 |
ランニングホームラン | 走本 |
フォアボール | 四球 |
デッドボール | 死球 |
敬遠 | 敬遠、故意四 |
ゴロアウト | ゴロ(一ゴロ・投ゴロ 等) |
フライアウト | 飛(左飛・三飛 等) |
ライナーアウト | 直(一直・中直 等) |
送りバント | 犠打(三犠打 等) |
犠牲フライ | 犠飛(左犠飛 等) |
相手選手のエラー | 失(二失・捕失 等) |
ファールフライ | 邪飛(一邪飛・左邪飛 等) |
ファールライナー | 邪直(一邪直・左邪直 等) |
ダブルプレー | 併殺打(二併殺打 等) |
空振り三振 | 空三振 |
見逃し三振 | 見三振 |
フィルダースチョイス | 野選(三野選 等) |
振り逃げ | 振逃 |
打撃妨害 | 打撃妨 |
守備妨害 | 守妨害 |
少々多くなりましたが、上記の他にも送りバントからの相手選手のエラーによる出塁で「犠打失」や犠牲フライからの相手のエラーによる出塁で「犠飛失」等があります。
野選と表記されるフィルダースチョイスですが、相手野手の判断ミスでセーフになる時に使われます。例えばランナーが一塁にいる時にセカンドゴロを打ったが、相手選手がダブルプレーを狙ってセカンドへ送球したらセカンドも打者もセーフになってしまった。等
打席結果の他に、ランナーがアウトになるケースでも漢字表記があります。
内容 | 漢字表記 |
盗塁失敗 | 盗塁死 |
走塁アウト | 走塁死 |
牽制アウト | 牽制死 |
走塁死とはツーベースを狙って二塁へ向かったが、二塁でタッチアウトになったりする事。
よく聞く用語
次にテレビの実況やラジオ等で良く用語について。
よくあるのがダブルプレーの際に実況者が「よん、ろく、さんのダブルプレー」等と説明します。野球に詳しくない人からすると何のことやら。
守備番号とは
野球の各ポジションには略称の他に、守備番号が存在します。
上記の図で数字で表記されている部分です。例えばピッチャーの守備番号は「1」になり、ショートの守備番号は「6」になります。
ダブルプレーで多いのが4、6、3のダブルプレーと6、4、3のダブルプレーですね。
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さいごに
今回は野球用語として謎の漢字表記を紹介しましたが、他にも野球用語にはバスターやサイクルヒット、トリプルスリー等、様々な用語が存在しますので改めて紹介したいと思います。
私自身、野球経験は草野球レベルで、ず~っとサッカー少年でしたが野球も好きだったので子供の頃はパワプロ等の野球ゲームを楽しんでいました。その結果いつの間にかある程度の専門用語を理解出来るようになったんだと思います。
大人になってからは運動する機会が減ってしまいましたが、自分自身の健康管理も含めて運動しないといけませんね。
それでは、少しでも楽しく野球中継を見られるよう参考になれば幸いです。