4ヶ月児になる息子ですが、生まれた時から目ヤニの量が多く、3ヶ月児の時に産婦人科から眼科を紹介され、その眼科で
「先天性鼻涙管閉塞」(せんてんせいびるいかんへいそく)と診断されました。
長い病名で親としては心配ですが、同じような症状をもつ親御さんの参考になればと記事にさせていただきます。
先天性鼻涙管閉塞とは
目と鼻を繋いでいる管が生まれつき膜で覆われてしまっており、目に溜まった涙は通常その管を通って鼻の奥へ流れていきます。
その管が詰まっていると涙が行き場所を無くし、常に目に涙を溜めた状態となってしまいます。
その他に、目ヤニが多くなるといった症状もあるようで息子はこれに該当しています。
通常生まれてくるまでに通るようになるようですが、20%〜30%程通らずに生まれてくる赤ちゃんがいるようです。
また、先天性鼻涙管閉塞と診断されてからまずは家庭で「マッサージ」をするように指導され、そのマッサージによって6ヶ月までに通る赤ちゃんが約7〜8割程度、1歳までに通る赤ちゃんが約9割近くいるようです。
マッサージでも通らなかった場合に細い針金のようなものでその膜を破るブジーと言われる手術が必要なようです。
マッサージについて
我が家が病院で教わったマッサージが、処方された目薬を刺した後に鼻の横を上から下に1分間擦るといったマッサージです。
こんな感じ。
とりあえず1ヶ月実施しましたが、息子の場合1ヶ月ではダメで、更に1ヶ月様子を見ることになりました。
6ヶ月までになんとかマッサージで通るようになって欲しいです。
ブジーを用いた閉塞部開放手術について
ブジーと言われる開放手術は、鼻涙管が詰まっている場所を細い針金のようなもので開けるという手術で、手術自体には大きな危険はないようですが「手術」と聞くと不安になりますよね。。
術後の注意としては涙や鼻水に「血」が混ざったり、顔が腫れたりすることがあるようですが、時間経過とともに、目ヤニもだんだんと少なくなり治っていくようです。
滅多にないということですが、涙菅の再建手術が必要になるケースもあるそうです。
この治療法よりはやっぱりマッサージで治って欲しいですね…。
処方された目薬について
今まで処方された目薬は
- レボフロキサシン点眼液0.5%
(作用)細菌の感染による目の炎症をしずめます。
- ベガモックス点眼液0.5%
(作用)目の感染症を治療する抗菌薬です。
- パニマイシン点眼液3mg
(作用)目の感染症を治療する抗菌薬です。
医療用の目薬は開封後約1ヶ月が使用期限ということですが効果があるのかあまり実感はありません…。
完治の瞬間は当然やって来た
先生曰く、治ったかどうかの目安は朝一番の目ヤニの量という事だったので、治ったかどうかの判断基準として起床時にまず目ヤニの量を確認していました。
いつもより目ヤニの量が減っていると治ったのか!?と思い、次の日にはまたいつも通りの目ヤニの量…。という日々が続きました。
もうすぐ5ヶ月が近づき、そうこうしているうちにその瞬間はやってきました。
「あれ?目ヤニが無くなってる?」
そう、目ヤニが減っているとかじゃ無く、目ヤニそのものが無くなったんです。
たまたまかと思い数日間様子を見ましたが、次の日も、またその次の日も目ヤニが無かったんです。
こんなに急に目ヤニが無くなるものなのか… と驚きました。
さいごに
よくある事とはいえ、親としてはやっぱり心配ですよね。
妻も最初は健康な身体で産んであげられなかったとショックを受けていましたが、息子も経過観察中と頑張っており、何とかマッサージで治って欲しいと思っていたところ無事にマッサージだけで完治したので良かったです。
少しでも同じ様な赤ちゃんを持つご夫婦の参考になれば幸いです。
それでは、最後までお付き合いありがとうございました。