オカヤドカリを飼育していると水槽や砂の掃除が必要です。砂に潜っているオカヤドカリがいると脱皮の可能性がある為タイミングを見て掃除する事が大切なんですが、今回は簡単に水槽と砂(サンゴ砂)の掃除方法ご紹介します。
オカヤドカリの飼い方についてはこちらの記事を参照ください。
目次
どうやって砂を洗うの?
それでは砂の洗い方について順に説明していきます。以下の流れで実施。結構手間がかかりそうですが、慣れればすぐに出来るようになります。
- オカヤドカリを避難させる
- 水槽内の砂をバケツ等の容器に移す
- 砂を洗う
- 砂を乾かす
- 水槽内に砂を戻す
- オカヤドカリを水槽内に戻す
①オカヤドカリの避難
まず、水槽を掃除するのに飼育中のオカヤドカリを避難させます。ここで注意しなければならないのが、砂の中で脱皮中のオカヤドカリがいないか。掃除するにあたって1番慎重に行わなければならない工程なので十分注意して実施しましょう。
砂の中に潜っているオカヤドカリがいると脱皮の可能性があるので、全てのオカヤドカリが砂上に居るのを確認してから実施しましょう。脱皮中、無理に掃除をすると大きなストレスを与える事になってしまう原因となります。
我が家では5匹飼育しているので小さめの虫かごに避難させました。脱皮中は砂の中に潜っているケースがほとんどなので砂上にオカヤドカリがいない場合は注意が必要です。
②砂(サンゴ砂)をバケツに移す
次に水槽に敷いてある砂(サンゴ砂)をバケツに移します。スコップなどで砂を移す際は、水槽を傷つけないように注意しましょう。ちょっとした衝撃でひび割れの原因になったりします。
我が家では細かめのサンゴ砂を敷いているのでこんな感じです。
③バケツの砂(サンゴ砂)を洗う
砂を移し終えたら水で洗います。この時に水槽も一緒に洗っちゃいましょう。水道水はよくないと書かれていたりしますが、最後に砂を天日干しするので大丈夫。
洗っているとこんな感じで食べカスなどのゴミや汚れが浮いてきます。
米を研ぐイメージで難度がすすいでいると汚れがなくなってくるので水を切ります。パッと見そこまで汚れていると思っていなかったんですが、こうして洗ってみるとプカプカと汚れが浮いてきたので驚きました。
④砂(サンゴ砂)の天日干し
最後に洗った砂を干します。水を切り、ブルーシートやレジャーシートに砂を薄く敷きます。
こんな感じでできるだけ薄く広げるのがポイントです。天候の関係もあるのでこの作業が1番時間がかかります。また、風が強いとサンゴ砂が飛ばされてしまいますので、室内干しが出来ない場合は洗うのを諦めた方が無難です。
オススメは午前中から砂を洗い、1番気温が高くなるとされる正午頃に乾かすと乾きやすいです。
⑤砂を水槽に戻す
砂が乾いたら水槽に戻します。オカヤドカリは湿った砂を好むので、多少湿っている分には問題ありません。この水槽に砂を戻すタイミングがレイアウト変更の1番の機会なので、レイアウト変更を検討しているならこのタイミングで変更しましょう。
砂を戻し、水槽内の温度と湿度を確認したら最後にオカヤドカリを移動させましょう。以上が手順となります。
たくさん飼育している場合
たくさんのオカヤドカリを飼育していると、全ての個体が砂上にいる方が珍しくなり、そうするといつまで経っても水槽や砂の掃除ができなくなってしまいます。そういった場合は小さめの水槽を別で用意し、砂上にいるオカヤドカリから順に引っ越しをしていくと良いでしょう。
もちろん新たに用意した水槽も温度・湿度の管理や水場・エサ場の管理が必要になるので単純に2倍の負担がかかる訳ですが、水槽が小さい程管理しやすいのでそこまで苦にならないと思います。
砂を洗ってみて
砂を洗ってみて思ったのが意外と汚れているという事。オカヤドカリは黒っぽい針金のような細いウンチをしますが、普段はあまり気にならないんですが、こうして砂を洗うと結構浮いてきました。
また、我が家の60サイズの水槽でも砂が入っている状態だと結構重いです。特に女性の方は重すぎる場合は1人で無理せずに誰かに手伝ってもらうと良いと思います。
オカヤドカリは臆病な生き物なのでちょっと覗いただけでもビックリして殻に籠ってしまうので扱いには特に注意してあげてください。この砂を洗うタイミングでレイアウト変更するのが良いと思いますが、逆にレイアウト変更をしたくなった時に砂を洗うというのも良いと思います。
私自身、レイアウト変更を考えている時は次は何を入れよう。どういった配置にしよう。等、考えるだけでワクワクして楽しいです。最近では食べ終わった後の牡蠣の貝殻や伊勢海老の殻等、お金の掛からない物を入れてオカヤドカリの反応を見て癒されております。笑