私が初めてパソコンに触れたのは中学生の頃で20年程前になります。当時はチャットで知らない人と話す事がとても楽しくてチャットに没頭したのを覚えています。タイピングのスピードはすぐに上がりましたが、自己流だった為に右手は今でも2、3本の指しか使えません^^;
そしてある時1つの疑問点が生れました。
目次
ショートカットキーとの出会い
私が感じた疑問点。それは右クリックした際に表示されるサブメニューの中にありました。よく見ると、コピーや切り取りの横に(T)や(C)など、謎のアルファベットが表示されています。今ではCtrl + Cと分かりやすい表記がされていますが、当時は(C)との表記しかありませんでした。
疑問に思った事が私のショートカットキーとの出会いでした。
右クリックで選択しなくてもキーボード操作で該当の処理を実行する事が出来るキーの事を言います。
例:選択範囲のコピーの場合、範囲選択後にCtrlキー + Cキーを押す。Macの場合はCommandキー+Cキー
ショートカットキーとの出会いで私の操作速度は各段に上がり、今では早すぎて何をやっているのかわからないと言われるぐらいです。少し大げさでしたが、私が主に使用しているショートカットキーで、便利なものを紹介させていただきます。
操作時の注意点
記事中、「Ctrlキー」+「●キー」といった表現をしますが、これはCtrlキーと●キーを同時押しするという意味では無く、Ctrlキーを押しながら●キーを押すという点に注意下さい。
また、Windowsユーザーが多いと思いますのでWindows視点で紹介させていただきますが、ほとんどの場合はCtrlキーがCommandキーに変化するぐらいで、Macの場合でも同じようにショートカットキーを使用する事が出来ます。
選択系のショートカットキー
まずは選択系のショートカットキー。
- 画面に表示されているファイルやフォルダ、データ等を全て選択したい
- 複数のファイル、フォルダを選択したい
- Office系ソフトなどで、複数のデータを選択したい
といった際に便利なショートカットキーを紹介します。
全選択(Ctrlキー+Aキー)
フォルダ内のファイルを全て選択して移動やコピーをしたい場合やExcelなどでシート全体を選択したい場合に使用します。マウスで全てドラッグして… あぁ!マウスカーソルがどこかに飛んじゃった!といった煩わしさが無くなります。
ファイル、フォルダの選択
このようにCtrlキー+Aキーを押すだけで一瞬で全てのフォルダを選択できます。続いてはエクセルの場合。
Excelでシート全体を選択
こちらもシート全体を選択することができます。左上をクリックするのと同じですね。シート状のデータ全てをコピーしたり、クリアするのに便利なショートカットキーです。
任意の複数選択(Ctrlキー+左クリック)
続いては全て選択するのではなく、任意のファイルやフォルダ、データを複数選択する際のショートカットキーです。複数あるファイルから任意のファイルだけを移動したい。といった際に便利です。こちらはショートカットキーでは無く、操作方法ですかね。
任意のファイルやフォルダの選択(Ctrl+クリック)
全選択とは違い、マウス操作だけでは出来ませんよね。Ctrlキーを押しながらマウスで選択したいファイルやフォルダをクリックすると、任意のファイルやフォルダだけを選択する事が出来ます。
Excelで任意のセルだけを選択(Ctrl+クリック)
マウス操作だけではこちらも不可能で、Ctrlキーを押しつつ、任意のセルを選択する事で画像の様に複数のセルを選択する事が出来ます。
Excelでの範囲選択(Ctrlキー+Shiftキー+矢印キー)
次はエクセル操作に便利なショートカットキー。エクセルシート上のデータが入力されているセルのみを選択したい場合に使用します。
例えばセルA10~A30000までデータが入力されていたとします。そのデータだけをコピーしたい場合、マウスで操作するとA10から下へドラッグすると思いますが、30000まで下げるのは大変ですよね。
データの最下部までを選択(Ctrlキー+Shiftキー+↓(矢印キー))
そこで便利なのがCtrlキー+Shiftキー+矢印キーです。画像のように瞬時にデータの最下部までを選択してくれます。マウス操作よりもはるかに早く、エクセルでの使用頻度は高いです。
注意点が1つだけあるんですが、データの途中に空白セルがあるとそこでストップしてしまうので、さらに下へ選択したい場合はそのまま矢印キーをもう1度押す事で追加で選択する事が出来ます。
右側にも同様の操作が行えます。
また、Ctrlキー+Shiftキー+→(矢印キー)で右側に選択してから、Ctrlキー+Shiftキー+↓(矢印キー)を押す事で右側のデータ末尾までと、下側のデータ末尾までを選択する事が可能です。
コピー、カット、貼付け(ペースト)などの、動作系ショートカットキー
誰もが使用しているコピーや貼付け(ペースト)ですが、右クリックしなくてもショートカットキーを使う事でキーボードで操作が出来ます。場合によっては右クリック出来ないサイトでもキーボード操作でならコピーが出来たり、覚えていて損は無いと思います。
テキストや図形のコピー(Ctrlキー+Cキー)
選択した文章のコピーはもちろん、Officeソフトでもテキストの他にWordやExcelの図形や画像データもコピーが出来ます。元の文章や図形を残したままコピーするのが特徴です。
- テキストのコピー
- URLのコピー
- Officeソフトやイラストレーターでの図形のコピー
- ファイルやフォルダのコピー
文章やコードのカット(Ctrlキー+Xキー)
上記のコピーと同じようにコピーすることが出来ますが、こちらの特徴としては元の文章や図形は削除されます。コピーというよりデータ自体の移動や削除に向いているので用途によって使い分けると便利です。
- テキストの移動(A1セルの内容をB10セルへ移動等)
- イラストレーターでの図形の移動(レイヤー1の図形をレイヤー2へ移動等)
- ファイルやフォルダの移動(Aフォルダ内のファイルをBフォルダへ移動等)
コピーしたデータの貼付け(ペースト)(Ctrlキー+Vキー)
上記でコピー、カットしたデータを他の場所へ張り付ける時に使用するショートカットキー。基本的には上記コピーやカットとセットで使用するの場合がほとんどです。
Ctrlキー+Cキー(コピー)とCtrlキー+Xキー(カット)の違い
図のようにコピーとカットでは元のデータを残すのか、削除するのかという違いがあります。よく聞く「コピペ」とは上記のコピーして貼り付ける(ペースト)を略してコピペと呼ばれています。
元に戻す、やり直すなどの動作系ショートカットキー
大体のソフトにある、「元に戻す」と「やり直す」機能ですが、この動作ににもショートカットキーがあります。大抵の方はメニューバーからクリックしていると思いますが、ショートカットキーを使うとメニューバーに無いソフトでも機能するんです。例えばWindowsに最初から入っているメモ帳なんかもメニューにはありませんがショートカットキーを使えば「元に戻す」がちゃんと機能します。
元に戻す(Ctrlキー+Zキー)
作業中に間違った操作をしてしまった際に1段階前の状態へ戻すことができるスーパー便利ショートカットキー。
メニューに無くても使えるシーンが多数存在
分かりやすいものを紹介すると、デスクトップにあるファイルをゴミ箱にすてた時にCtrlキー+Zキーを押すと、捨ててしまったファイルがゴミ箱からデスクトップに舞い戻ってきます。
私は元に戻すのショートカットキーを使う事が癖になってるので、操作ミスをした時にはとりあえずCtrlキー+Zキーを押してみます。結構使えるシーンは多いと思いますので是非探してみて下さい。
やり直す(Ctrlキー+Yキー)
「元に戻す」を使用した際にやっぱりやり直したい場合に操作。「元に戻す」を元に戻すイメージ。私はほとんど使用していませんが、元に戻すをやりすぎてしまった場合に使用します。使う事はあまり無いんじゃないでしょうか。
その他の動作系ショートカットキー
上記で紹介した以外にも私が使用しているショートカットキーを紹介します。私もまだ知らないショートカットキーがあると思いますが、これだけ知っていればあなたの処理速度は3倍増しになること間違いなし!
Webページや文章から任意の文字を検索(Ctrlキー+Fキー)
この検索機能もよく使います。Webページやコードの編集などで、任意のキーワードを探す際に便利です。Office系のソフトはもちろん、色々なシーンで使用する事ができます。
また、Office系のソフトではCtrlキー+Hキーを押すと、任意の文字を任意の文字に置き換えてくれます。たとえば「平成29年」という文字を全て「平成30年」に置き換える等。ちなみに数式も置き換える事が出来るので上手く使えばかなり便利だと思います。
- WEBページやエクセルのデータベースからキーワードを検索する時
- エクセルやワードの文字を別の文字に置き換える時(Ctrl+Hキー)
WebページやWord、Excelなどの印刷(Ctrlキー+Pキー)
すぐに印刷したい時に便利なショートカットキー。WEBページや、フォトビューワーでもこのキーを使う事で印刷ウィンドウが開きます。
ファイルの保存(Ctrlキー+Sキー)
編集中のファイルを保存するのもキーボードで操作が出来ます。ただし上書き保存という点に注意しましょう。
注意点
上書き保存になるので元のデータとは別に保存したい場合には使用してはいけません。
閲覧中のページ、使用中のソフトの強制終了(Altキー+F4キー)
右上の×をクリックしなくても強制終了できます。閉じ方がわからなかったりした時の最終手段使用したり、割と使用頻度が高いショートカットキーです。Windowsの場合、アクティブなウィンドウが無い状態で使用するとシャットダウンメニューが開くのでPCを終了する事も出来ます。
Macの場合は操作が異なり、Commandキー+Qキーを押すと強制終了する事が出来ます。
入力フォームのカーソル移動(TABキー)
インターネットショッピングなどで、個人情報を入力する際にいちいちマウスで入力フォームを移動させなくてもTABキーでカーソル移動することが出来ます。キーボードを打っていた手をマウスに移動させる事なくカーソルが動かせるのでこちらも使用頻度は高いです。
全角半角カナ、英字への変換
これもよく使うキーですが、テキストの入力中にファンクションキーを使う事で対応する文字に変換する事が出来ます。使用頻度も高いので覚えておいて損は無いと思います。
- 全角カナ(F7キー) → ゼンカクカナ
- 半角カナ(F8キー) → ハンカクカナ
- 全角英数字(F9キー) → zenkakueisuuzi
- 半角英数字(F10キー) → hankakueisuuzi
また、F5キーを押す事で辞書ツールが表示されます。
さいごに
以上、私が主に使用しているショートカットキーを紹介させていただきました。他にも色々なショートカットキーがありますが、ここで紹介したショートカットキーを使うだけでもかなり便利になると思います。マウス操作に慣れてしまっている方からすると逆に使いにくかったりすると思いますが、ショートカットキーに慣れると操作速度が格段に上がりますので是非お試しください。
これであなたも倍速に!