オカヤドカリ

オカヤドカリの飼い方 ~水場(水飲み場、海水)編~

オカヤドカリの水飲み場と人工海水について

水槽編、砂編に続き今回は水場(水飲み場)について紹介させていただきます。

オカヤドカリは陸上でも呼吸が可能ですが、殻の中に少量の水を貯えて乾燥を防ぎながら生活しています。オカヤドカリにとって乾燥は命取り。野生のオカヤドカリも陸上で生活が出来るとはいえ水場からはあまり離れることができません。

定期的な霧吹きはもちろんですが、しっかりとした水場の管理が重要です。といっても水を飲む量は少量な為、どちらかというとヒーターの熱による蒸発に注意しなければいけません。

水場の管理

では、どういった管理をするのがいいのか。まずは水の量。容器に水がちゃんと入っているか。ヒーターや電熱球を使っていると水が蒸発し、割とすぐに乾燥してしまいます。気づいた時には容器が空!なんて事もあります。数時間置きに確認する などとルールを作るのも難しいですよね。

そこで我が家で使っているスーパーマシンの出番です。

それがコレ。透明のタンク内に水を入れるだけ。後は容器の水が減ると自動的に給水されます。我が家では4匹のオカヤドカリを飼育していますが、このタンク1つで水が無くなるより先に水質の方が悪くなります。

定期的な水場の管理

水の量や質に気を付け、定期的に水場の水を入れ替えてあげましょう。真水の水飲み場とは別に海水(人工海水)の水場を作ってあげるとなお良いでしょう。

その他の水場

私はタンク型の水場をおすすめしますが、別にわざわざ購入しなくても管理さえしっかり行えば上記の様な小さい小皿や帆立の貝殻などでも代用できます。要はオカヤドカリが水を飲めればいい訳なので、特にこだわりが無い方は色々な容器を試してみるのもいいでしょう。

小皿等を使用する際は、表面がツルツルしている物だとオカヤドカリが水場から出られなくなるので別途足場を作ってあげる等、注意が必要です。

こちらのタイプは自動給水ではない為、タイミングを見て水を入れ替える必要があります。特に蒸発には注意が必要です。

比較的安価で、容器内に階段のような段差がある為、オカヤドカリが容器内から出られないという事が起こりません。私はこちらのタイプも所有していますが、現在はエサ入れとして使用しているので本来の使い方とは違いますね。

海水について

海水(人工海水)について。海水(人工海水)が無くても飼育は可能ですが、海水があるのとないのでは結構な差を感じます。たまたまなのかもしれませんが、目で見える差でいうと海水を与えている方が明らかに活発に動くんです。

また、脱皮前のミネラル補給にもいいとされているので特に理由が無ければ与えた方が良いでしょう。実際、我が家では今まで脱皮に失敗したケースがありません。いつの間にか一回り大きくなっているので脱皮自体は順調なようです。

粉末を水に溶かして使用しますが、なんとなくで作るのでは無く、きちんと比重計を使用して海水を作りますオカヤドカリの場合はそんなに量を必要としない為、水に溶けやすいものがおすすめです。

また、我が家では袋のままだと使いにくいのでホームセンター等で売られているドレッシングキーパーに移し替えて使用しています。

本来はドレッシング用なんですが、人工海水を移し替える事で手が汚れませんし、量の調整もしやすいのでおすすめです。

こちらが人工海水用の比重計。これが無いと人工海水を作る事が出来ませんので人工海水とセットで購入する事をおすすめします。

人工海水を作る際は、水分が蒸発すると塩分濃度が濃くなってしまうのであらかじめちょっと薄目に作っておくのがポイントです。

我が家では夜間はヒーターを使い、昼間は電熱球を使っているので水分の蒸発が早いです。気づけば海水が無くなっているケースも多いのでこちらも給水タンク式のものに変えようか検討中です。

さいごに

人口海水については絶対に必要という訳ではありませんが、1度与えてみてください。きっとアナタだけが気づく変化があるはずです。我が家のオカヤドカリも何回か脱皮を繰り返すうちにだんだんと成長しているようで、鋏も立派になってきました。これからどんどん大きくなっていくので成長の過程が楽しみです。

少しでも人工海水を与えるのに迷っている方や水を入れる容器を探している方の参考になれば幸いです。それでは最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

ABOUT ME
mokki
2018年に30歳となり、第一子となる息子が誕生。田舎の中小企業に勤務。 朝起きて、仕事に行き、帰ってきては寝る。という同じ様な毎日から抜け出したくてブログを始める。自身の経験を基にお役立ち情報を配信しています。

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